九頭竜川中部漁協は6月12日のアユ釣り解禁を前に6日、福井県永平寺町の九頭竜川で試し釣りを行った。放流後の水温がやや低めだったため、この日釣れたアユは小ぶりだったが、数はまずまず。関係者は「水温が上がると型も良くなっていく。これからが楽しみ」と手応えを感じていた。
組合員23人が各ポイントに入り、友釣りを行った。約2時間で昨年より2割ほど多い225匹を釣り上げた。体長は平均16センチほどで、最大18・5センチだった。組合長は「釣り解禁当初は型は小さいが、数釣りが楽しめる」と話し、水温が上昇する7月後半からは「成長した大型のアユが釣れるのではないか」と期待していた。
同漁協は4月下旬から、解禁当初の低水温でも活性が高い琵琶湖産50万匹と、同漁協の中間育成施設で育てた海産50万匹の計100万匹の稚魚を放流した。
同漁協の遊漁料は1日券3千円、年間券は1万2千円(女性は半額)。小中学生は無料。