金沢おどりへ寿柳家元(右)の指導を受ける主計町の出演者=金沢市の主計町検番

金沢おどりへ寿柳家元(右)の指導を受ける主計町の出演者=金沢市の主計町検番

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金沢おどりへ 家元迎え主計町で稽古

北國新聞(2021年6月20日)

 金沢三茶屋街の芸妓(げいこ)が総出演して9月に開催される第18回金沢おどり(同実行委、一般財団法人石川県芸術文化協会、北國新聞社主催)の稽古が19日、金沢市主計(かずえ)町(まち)の検番で始まった。立方(たちかた)として出演する主計町の芸妓は、寿柳(としやぎ)流宗家家元の寿柳貴彦さん(東京)の指導を受け、2年ぶりの大舞台へ意欲を高めた。
 大和(やまと)楽(がく)でつづる舞踊絵巻「艶姿加賀賑(あですがたかがのにぎわい)」のうち、主計町の芸妓は「河」と「団十郎娘」、ひがし、にしと合同の「大盃 七人猩々(しょうじょう)」に出演する。寿柳家元が振り付けを担当する「河」はベテランのかず弥さんによる粋な男舞、「団十郎娘」は華やかで楽しい舞踊となる。
 稽古では、寿柳家元が寿柳寿々司朗(すずしろう)さんと共に芸妓に振りを教え、前後の舞台との流れを確認した。寿柳家元は「コロナが大変な中、少しでも皆さんの心が晴れる舞台をお見せできるよう、精いっぱい励みたい」と話した。
 金沢おどりは9月23~26日に県立音楽堂邦楽ホールで各日2公演行われる。

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