奥さんが徳田さんとのコラボで作ったカラーサンド作品。(左から)五箇山、黒部峡谷、海越しの立山連峰

奥さんが徳田さんとのコラボで作ったカラーサンド作品。(左から)五箇山、黒部峡谷、海越しの立山連峰

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カラーサンドで富山表現 インストラクターの奥さん FBに作品

北日本新聞(2021年6月22日)

 富山市豊田本町のカラーサンドインストラクター、奥育子さんが、県内の自然や文化の魅力をアピールする作品を制作している。黒部峡谷や五箇山などが描かれたガラス容器に色の砂の層を作りイメージを表現。カラーサンドは県内であまり知られておらず、「多くの人に見てほしい」と呼び掛ける。

 カラーサンドは、貝殻や大理石を細かく砕いて着色した砂で、ガラスの器に数種類重ねて作品を作る。観葉植物や多肉植物を植えたり、造花や人形を飾ったりして楽しめる。

 奥さんは義母が認知症になったことで、手を使い色が刺激となるカラーサンドを予防に使えないかと考えた。カラーサンドの認定講師となり、2年前から高齢者施設で教室を開催。学童保育やイベントでも教えるようになった。

 作品に工夫を凝らすうち、「変わったものを作りたい」との思いが芽生えた。石材店グレイス・メモリアル(高岡市福岡町大滝)の徳田昭代さんと知り合い、イラストの得意な徳田さんとコラボレーションした「富山シリーズ」を思い付いた。ガラスに砂を吹き付けて削るサンドブラストという技法で、雪の大谷や高岡大仏など10種類の図柄を器に施してもらった。

 奥さんは、海越しの立山連峰の図柄に合わせて青や水色の砂を重ね、五箇山は雪をイメージして白を用いた。おわらは紫を使い、黒部峡谷は緑や黄緑を配し、トロッコ電車の部分を赤くした。

 今月からフェイスブックに掲載し、販売している。奥さんは「カラーサンドで富山の良さを表している。私のイメージで色を付けた」と話した。

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