「アボカド・抹茶・青汁」のシロップを使ったかき氷を紹介する亀谷社長

「アボカド・抹茶・青汁」のシロップを使ったかき氷を紹介する亀谷社長

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かき氷 目玉はシロップ 青果・菓子店がタッグ

北日本新聞(2021年7月3日)

 県産の野菜と果物で作った無添加シロップを使ったかき氷が3日から、富山市総曲輪の商業施設「SOGAWA BASE」で販売される。県内の青果店と菓子店がタッグを組み、規格外の野菜と果物でカラフルで濃厚なシロップに仕上げた。新型コロナウイルス禍で経営に打撃を受けた農家の支援とフードロス削減にもつなげる。

 かき氷「氷匠かまくら」の販売は、かねぶん青果(富山市)と富山中央青果(同)、和洋菓子製造販売の昌栄堂(黒部市)が企画した。

 新型コロナの影響で青果の消費量が落ち込み、かねぶん青果では、スーパーなどからの返品がコロナ前の約1・5倍に増えているという。農家を応援しようと、同社の亀谷慎一社長(47)が、他の2社に協力を呼び掛けた。暑さが本格化する時期に合わせ、規格外の野菜や果物を活用できるシロップを作り、かき氷を売り出すことにした。

 シロップは、かねぶん青果と富山中央青果が材料を提供し、昌栄堂が色味や味のバランスを考えて完成させた。「キウイ・メロン・きゅうり」「アボカド・抹茶・青汁」といった5種類のフレーバーを用意。どれも県産品が必ず1種類使われている。かき氷は1個800~千円。シロップのみの購入もできる。亀谷社長は「どれも本当においしい。多くの人に食べてもらいたい」と話した。 

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