丸岡城天守前で動画を撮影する生徒たち=7月3日、福井県坂井市丸岡町霞町1丁目

丸岡城天守前で動画を撮影する生徒たち=7月3日、福井県坂井市丸岡町霞町1丁目

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英国の学校へ自作動画を 坂井市の中学生17人、名所紹介し交流

福井新聞(2021年7月4日)

 福井県坂井市内4中学校の1年生17人が7月3日、同市の丸岡城天守などを巡り、約30年前から国際交流を続けている英国ウェールズの学校に送る動画作りに取り組んだ。コロナ禍で生徒の派遣事業中止が続く中、市内の名所や学校生活などを英語で紹介し交流を図る。

 坂井市は旧三国町の1991年から英国ウェールズ・カーディフ市の学校と交流を始め、市内の中学2年生を毎年派遣している。今年の派遣は決まっていないが、市が国際交流の一環として初めて動画制作を企画、英国側からも映像が届く。

 この日は、生徒たちは一筆啓上日本一短い手紙の館に集まり、まず英語で自己紹介。3班に分かれ、丸岡城や手紙の館を取材した。

 丸岡城ではボランティアガイドから通し柱がない構造や石垣の特徴を聞き、タブレット端末を使い撮影開始。英国の学生が興味を持ってもらえるように、アングルを工夫して写真も撮っていった。

 今後、動画は▽坂井市のいい所▽学校生活▽ファッションや食といった趣味―の3トピックに分け、アプリで編集。音声やテロップで英語の説明を加え、今月中の完成を目指す。

 丸岡中の女子学生は「日本の城の良さを分かりやすく説明し、私たちが作った動画を見て来日してほしい」と話していた。

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