彫刻家はしもとみおさんの動物彫刻展(ケィ・シィ・エス主催、北國新聞社共催)は15日、しいのき迎賓館で始まった。金沢での展示は初めてで、原寸大の犬やクマ、オランウータンなど多彩な動物を表現した木彫刻や水彩画約150点が並べられた。
兵庫県出身で、幼い頃から獣医師を志していたはしもとさんは、15歳の時に阪神大震災を経験。失われた動物の命を作品として形に残そうと、彫刻家としての活動を始めた。
会場には、動物たちのパーティーをテーマに、生命の躍動感や繊細な表情を捉えた作品が展示され、来場者を魅了した。
ゲスト作家の彫刻家本多絵美子さん(東京出身)は、フクロウやアリクイを描いた木彫刻を出品した。入場料は一般600円、小中学生は400円、未就学児は無料。8月15日まで。