五輪のシンボルマークを模したモニュメントを設置するあざみ園のスタッフら

五輪のシンボルマークを模したモニュメントを設置するあざみ園のスタッフら

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復興五輪 東北へ思いはせ 八尾にモニュメント設置

北日本新聞(2021年7月24日)

 23日に開幕した東京五輪に合わせ、富山市山田宿坊の障害者支援施設あざみ園は同市八尾町下笹原の八尾ゆめの森体験農園に、五輪のシンボルマークを模したモニュメントを設置した。東日本大震災の被災地支援を毎年行っており、今大会が「復興五輪」もテーマにしていることを広くPRしようと企画した。園のスタッフは「東北へ思いをはせる五輪になればいい」と願う。

 あざみ園を含めた富山市八尾、山田両地域の福祉施設やNPO法人などでつくる「Y・Yネットソーシャルファーム推進協議会」は、2013年から体験農園で育てたサツマイモを被災地へ届けている。今回は新型コロナウイルスの影響で活動が制限されていることから、園が復興五輪への意識を高めようと実施した。

 モニュメントは、園のスタッフや利用者が長さ6メートルのビニールホースに5色のテープを貼って作った。ホースには太陽光電池を入れたペットボトル250本を取り付け、日没から午後11時ごろまでライトアップされる。モニュメントの周囲の木にも装飾を施した。設置は9月中旬ごろまで。

 東京五輪には山田地域の高校生でスケートボード女子に出場する中山楓奈選手(16)ら県勢13人が出場する。園の山崎吉史支援課長(58)は「県選手が活躍するとともに、被災地への思いを新たにする大会になればいい」と話している。

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