花束にして地域にプレゼントするため、ユリを手摘みする地元住民ら

花束にして地域にプレゼントするため、ユリを手摘みする地元住民ら

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地元施設にユリの花 氷見市臼が峰園地の催し中止受け

北日本新聞(2021年7月25日)

 氷見市の臼が峰園地でユリが見頃を迎え、地元のNPO法人速川地域支援センター(坂本繁雄理事長)が、花束にして地元の学校や施設に届けている。同園地で毎年開いてきたイベントが新型コロナウイルスの影響で2年連続で中止となり、少しでも多くの人に見てもらいたいと昨年に続いてプレゼントした。24日も地元住民らが地域の施設に贈ろうと、手摘みした。

 同センターは毎年7月、石川県境の山頂にある臼が峰園地で「百合と音楽の鑑賞会」を開き、石川県の住民と交流している。昨年10月に球根約600個を花壇に植えて準備してきたが、感染防止を優先し5月に2年連続となる中止を決めた。

 昨年にメンバーから「誰の目にも触れないまま散っていくのはかわいそう」という声が上がり、地域に配ることに。今年も地元の義務教育学校・西の杜(もり)学園と速川保育園に届けた。24日にはメンバーや地元住民ら15人が、美しく咲いたユリを手折って花束にし、デイサービス施設のJA氷見市いこいの家に贈った。

 坂本理事長は「今月いっぱいは見頃。臼が峰に丹精込めて育てたユリを見に来てほしい」と、来園を期待している。

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