陳列作業を進めるスタッフ=金沢21世紀美術館

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美の系譜示す名画 「ミレーから印象派への流れ展」が金沢21世紀美術館で30日開幕

北國新聞(2021年7月30日)

 「ミレーから印象派への流れ展」(北國新聞社主催)は30日、金沢市の金沢21世紀美術館で開幕する。ミレーやモネ、ルノワール、セザンヌらの名画69点を通して19世紀フランス美術の変遷をたどる趣向で、29日は陳列作業が進められた。

 今展では、産業革命後に興った自然主義や写実主義を起点とし、印象派、ポスト印象派をへて、20世紀美術へのつなぎ役となったナビ派に至る系譜を紹介する。

 バルビゾン派の筆頭であり、「農民画家」と称されるミレーが農村の素朴な暮らしぶりを描いた作品をはじめ、「睡蓮(すいれん)」のシリーズ作で知られる印象派の代表画家・モネ、印象派の手法から脱却して新たな表現を目指したルノワールやセザンヌの傑作など、英仏の美術館が所蔵する貴重な作品を一堂に展示する。

 会期は8月29日まで。入場料は一般1200円、中高生800円、小学生600円となっている。

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