旧盆を前に、白山市村井町のJA松任中央野菜集出荷場で3日、墓参り用の切り花ケイトウの出荷作業がピークを迎えた。作業員15人が真っ赤な花を咲かせた約1万6千本を花の大きさや茎の長さで分け、金沢や大阪の市場に出荷した。
同JA管内は、県内JAで最大の産地で、共同選別を唯一行っている。生産者3人が12日ごろまでに例年並みの約15万本を出荷する。
JA全農いしかわによると、今季は天候に恵まれて生育状況がよいという。担当者は「コロナ禍で帰省できない人が多いかもしれないが、ケイトウでお盆の雰囲気を味わってほしい」と話した。