輪島市町野町曽々木の春日神社で18日、例大祭「曽々木大祭」の神事が営まれた。新型コロナの影響で昨年に続き、キリコや神輿(みこし)の巡行は中止され、氏子らは疫病退散と来年は祭礼が通常開催できるよう祈った。
亀山國彦宮司(62)が祝詞を奏上し、二俣光男自治会長(71)ら約20人が玉串をささげた。
祭りは国名勝の曽々木海岸のシンボル「窓岩」周辺を4基のキリコが勇壮に練り歩くことで知られる。
青年団長の國田翔さん(27)は「地元を離れて暮らす人もキリコを担ぐために戻ってくる。来年こそはやりたい」と話した。