墨で描いたダイナミックな線など展示作を解説する書芸家、平野壮弦さん=十日町市稲葉の「星と森の詩美術館」

墨で描いたダイナミックな線など展示作を解説する書芸家、平野壮弦さん=十日町市稲葉の「星と森の詩美術館」

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縦横無尽の筆使い 平野壮弦展 十日町 星と森の詩美術館

新潟日報(2021年8月23日)

 サッカーの2002年ワールドカップ(W杯)日韓大会のポスターを制作したことで知られる新潟県十日町市出身の書芸家、平野壮弦さん(60)の作品展が同市稲葉の「星と森の詩美術館」で開かれ、墨で描いた線や書など49点が展示されている。

 平野さんは小学生の時に書を始めた。新潟大学を卒業して中学校の英語の先生になったが、30歳で退職。「書芸術の本質は字の上手下手にあらず、線にあり」との信念のもと、東京を拠点に創作を続けている。

 会場には、紙からはみ出るほど勢いよく書かれた文字や、縦横無尽に筆を振るった線など多彩な作品がずらり。W杯のポスター、日本酒のラベル、パステル画も並べられている。

 平野さんは「伝統を大事にしながら新しいものを生み出していけたらうれしい。書を通して人と人の心を結ぶことができたらと思っている」と話していた。

 9月26日まで。火曜休館。入館料は500円、小中学生は200円。平野さんのギャラリートークが9月5日午前10時半から行われる。申し込みは同美術館、025(752)7202。

詳細情報

リンク
星と森の詩美術館 Home http://www.hoshi-uta-m.jp/
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