金沢工大と東京のシステム開発企業などが23日までに、白山市白峰地区と連携した顔認証システムの実証実験に乗り出した。ホテルを拠点に周辺の観光施設や飲食店で一括決済できるようにし、観光振興や地域活性化への効果を検証する。
実験ではホテル管理システム開発販売の「スマートホテルソリューションズ」(東京)の顔認証システムを活用する。ホテル「白山苑」や白峰温泉総湯など計5カ所に顔認証システムを設置するほか、地元の白山しらみね自然学校が行うガイドの受け付けも顔認証で行えるようにする。
21日は地元の観光関係者などを招いたデモンストレーションが行われ、参加者が白山苑など3カ所に設置されたタブレット端末で顔認証を使った決済を体験した。9月中旬以降、本格的に実験を始動させる。