県内産新米のトップを切り、加賀市で収穫された早生(わせ)種「ゆめみづほ」が24日、初出荷された。同日の検査では、初出荷分約26トン全てが、最高ランクの1等に格付けされた。
一部に未熟粒が見られたものの、全体として粒は大きく、市内の総出荷量は平年並みの約4千トン、県全体の出荷量は約2万トンを見込む。27日から県内のスーパーなどに並ぶ。
JA加賀によると、春先の長雨で品質への影響が心配されたが、生育期間後半からの高温で持ち直した。
加賀市作見町のJA加賀中央低温倉庫で行われた新米検査では、同JAの中村眞組合長らが新米を紹介した。初出荷式でJA全農県本部の末政満県本部長があいさつした。鏡開きの後、新米を積んだトラック2台が県内と兵庫に向けて出発した。
刈り取りは今月末まで行われ、コシヒカリは9月上旬、ひゃくまん穀は9月中旬に始まる。