総おどり「金沢風雅」を稽古する三茶屋街の芸妓衆=北國新聞20階ホール

総おどり「金沢風雅」を稽古する三茶屋街の芸妓衆=北國新聞20階ホール

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大舞台へ三茶屋街一つ 金沢おどりまで1カ月 マスク姿で合同稽古

北國新聞(2021年8月26日)

 9月23日に開幕する第18回金沢おどり(同実行委員会、一般財団法人石川県芸術文化協会、本社主催)に向けた三茶屋街合同の稽古は25日、金沢市の北國新聞20階ホールで始まった。出演するひがし、にし、主計(かずえ)町(まち)の芸妓(げいこ)衆が顔をそろえ、1カ月後に迫った大舞台へ芸に磨きを掛けた。

 稽古は新型コロナの感染対策を徹底し、芸妓はマスクを着け、密を避けて行われた。フィナーレを飾る総おどり「金沢風雅」は若手からベテランまでが勢ぞろいする舞台で、新型コロナへの対応で演出を変更した部分などを調整した。

 素囃子(すばやし)「俄獅子(にわかじし)」、お座敷太鼓に続き、大和楽でつづる舞踊絵巻「艶姿加賀(あですがたかがの)賑(にぎわい)」の各場面の稽古が行われた。正派若柳流若柳会長の若柳宗樹さん、西川流家元の西川千雅(かずまさ)さん、寿柳流宗家家元の寿柳貴彦さんが、振り付けた演目の立ち位置や場面のつなぎなどを入念に確認した。笛の中川善雄さんも立ち会った。

 2年ぶりとなる金沢おどりは県立音楽堂邦楽ホールで26日までの4日間、各日午後1時と同4時に開演する。入場料はプラチナ席(指定・プログラム付き)8800円、S席(指定)7800円、A席(自由)6800円。問い合わせは北國新聞読者サービスセンター=076(260)8000=まで。

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