巨大な怪魚「化けぐず」が加賀市動橋町を練る「ぐず焼（やき）まつり」の代替行事は最終日の２９日、同所の振橋（ふりはし）神社で営まれ、地域の児童らが願いを記したうろこを貼った小型「ぐず」の焚（た）き上げが行われた。地域住民がぐずに火をくべ、願いがかなうよう祈った。

　長さ約１メートル、高さ約３０センチの小型ぐず２体におはらいをした後、今年度に初老を迎える住民２人がかがり火を焚いた。

　火をくべた同市動橋町の公務員佐々木康憲さん（３９）は「ぐずと一緒にコロナが消えてほしい。来年こそは例年通り開催したい」と話した。