石川県内の鮮魚店やスーパーに2日、1日解禁の底引き網漁で水揚げされた初物が並んだ。金沢市の近江町市場では、地物のメギスやカレイなどがかごに盛られ、主婦らが日本海の幸を品定めした。
大口水産では、ブランド化を進める「金沢甘えび」が1パック(9匹)で390円の値が付き、人気を集めた。メギスが7、8匹で400円、ハタハタが7~9匹で500円でいずれも価格は例年並みとなった。
荒木優専務(61)は「初日から生きの良い地物が集まった。安心して買い物に訪れてほしい」と呼び掛けた。
金沢市中央卸売市場では2日未明、底引き網漁の初競りが行われた。悪天候のため帰港を早めた漁船が多く、初物は21トンで昨年より約2トン少なかった。