富山県高岡市宮脇町の飲食店「HOP TAP SHOP」は、今年のオリジナルクラフトビールを完成させた。初めて高岡産コシヒカリ「万葉米」を使い、缶ビール化した。
県内外のクラフトビールを提供する同店は、開業3周年を迎えた昨年からオリジナルビールを企画。城端麦酒(南砺市)に製造を依頼し、店で生ビールとして提供してきた。
ことしは水と麦、ホップ、万葉米の4種類を材料とし、「Quartetto~カルテット」と名付けた。ニューイングランドIPAと呼ばれる種類で、まろやかな飲み口に仕上げた。6月から生ビールとして店内で販売してきたが、コロナ禍で店舗の営業が難しくなったことなどを受けて缶ビール化を決めた。
1本350ミリリットルで800本を用意し、販売は好調という。現在は酒のスーパーマックス(氷見市)やリカーショップよしだ(富山市)で販売している。草田健吾店長(38)は「地元食材を使ったビールを提供したかった。家で店の味を楽しんでもらいたい」と話している。
新型コロナの感染拡大を受け、店は12日まで休業している。