富山市内を走る路面電車で10月10日から、JR西日本の「ICOCA(イコカ)」やJR東日本の「Suica(スイカ)」など全国の主要10種類の交通系ICカードが新たに使えるようになる。北陸新幹線などで来県した県外客が使い慣れたICカードで路面電車に乗れるようになるため、乗客増が期待される。富山地方鉄道などが発表した。
現在、路面電車で利用できるのは富山地鉄の「ecomyca(えこまいか)」と旧富山ライトレールの「pasca(パスカ)」の2種類のみ。富山地鉄と富山市、JR西日本は利便性向上のため、数年前から全国のICカードへの対応を検討してきた。
今回、さまざまな交通系ICカードを読み取ることができる専用のカードリーダーを全30車両に設置した。導入費用は約7400万円で市が全額負担した。