エゴマ入りの「マリトッツォどら」をPRする小蔵店主

エゴマ入りの「マリトッツォどら」をPRする小蔵店主

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エゴマ使いどら焼き 富山の和菓子店考案 マリトッツォ風に

北日本新聞(2021年9月16日)

 富山市八尾町上新町の和菓子店「小蔵亀寿堂」(小蔵明宏店主)は、市が特産化に取り組むエゴマを使ったどら焼きを考案した。イタリア発祥の洋菓子「マリトッツォ」の要素も取り入れ、エゴマ入りの生地で生クリームとつぶあんを挟んでいる。

 製薬会社で働いた経験のある小蔵店主は以前から薬膳素材に注目していた。今回、栄養価の高いエゴマの活用法を広めようと新しい菓子を開発した。

 商品名は「マリトッツォどら」。エゴマの実を生地に練り込んで香ばしさを出し、会員制交流サイト(SNS)などで人気を集めるマリトッツォ風に生クリームをサンドして仕上げた。今夏から店頭販売しており、1個220円。

 新型コロナの感染拡大に伴う葬祭の縮小などによって、和菓子業界は大きな痛手を受ける。

 小蔵店主は「和と洋のお菓子とエゴマという珍しい組み合わせ。多くの人に味わってもらい、何とか苦境を乗り越えたい」と話した。

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