黒部市内に伝わる伝説や昔話を紹介している特別展

黒部市内に伝わる伝説や昔話を紹介している特別展

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不思議な伝説・昔話紹介 黒部市歴史民俗資料館

北日本新聞(2021年10月7日)

 黒部市歴史民俗資料館の特別展「黒部奇譚-伝説の地を紐解く」が、同館で開かれている。市制施行15周年を記念し、市内で古くから語り継がれている不思議な伝説や昔話を紹介している。11月23日まで。

 黒部奥山の「雪女」や三日市地区の「鶏を食べない氏子」、石田地区の「有頼伝説」など、市内各地に伝わる37話を取り上げ、資料165点を通して詳しく解説している。

 下立地区の「愛本の粽(ちまき)」は、大蛇にさらわれた茶屋の娘が親元に帰ってきたお話。産所で蛇の姿に変わっているところをのぞき見られた娘は、幾年たっても腐らない粽の作り方を教え、水底深く姿を隠したという。会場には、この伝説を再現する「大蛇お光行列」の写真や江戸時代の書物などを並べ、理解を深められるようになっている。

 白岩初志主任学芸員は「地域に伝わる昔話や伝説に触れ、黒部に関心を持つきっかけになればいい」と話している。

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