日本とルーマニアの外交関係樹立100周年を記念したコンサートが10月28日、福井県福井市の県立音楽堂で開かれる。同国の作曲家ジョルジェ・エネスクの生誕140年も記念した公演で、福井市出身のピアニスト、大橋春奈さんが出演。バイオリンとのデュオでエネスクのソナタなどを披露する。
大橋さんは東京芸大大学院修了後にパリに留学。2017年に帰国し、東京を拠点に活動しており、日本ルーマニア音楽協会が主催する「ルーマニア国際音楽コンクール」で審査員を務める。
バイオリニストは同コンクールで16年にグランプリを獲得した對馬さん。演奏するソナタは受賞時の演奏曲で、エネスクの最後の作品でもあり代表作。ルーマニア民族音楽の様相が色濃く出た作風が特徴。
福井公演は、全国6都市を巡る同協会初のツアー幕開けとなる。ほかに、モーツァルトのソナタ第18番などのプログラム。
午後7時開演。全席自由で一般3千円、25歳以下のユースは千円。