第112回九谷茶碗(ちゃわん)まつり(北國新聞社後援)は16日から2日間、能美市の根上総合文化会館と九谷陶芸村を主会場に開かれる。例年は春の大型連休中に開催しているが、新型コロナの影響で昨年は中止し、今年も延期となっていた。15日は各会場で出店者が準備を整え、2年半ぶりとなる開催に期待を膨らませた。
会場を分散させ、根上会場に22店、陶芸村会場に12店がそれぞれ出店し、市内各地の販売店5店でも実施する。
各ブースでは3万5千円相当の九谷焼商品を5千円で販売する「のみ感謝袋」を1日1袋用意し、店主えりすぐりのお買い得商品で来場に感謝を示す。陶芸村会場では地元湯野小の児童による販売会や、絵付け体験なども行う。シャトルバスは今回、運行しない。
運営委員会の東浩一委員長は「開催できることに感謝でいっぱいだ。最善の対策を採ってお客さんを迎えるので楽しんでほしい」と話した。