発煙筒でのろしを上げた若越敦賀歴史倶楽部のメンバーら=10月17日、福井県敦賀市元町の大島公園

発煙筒でのろしを上げた若越敦賀歴史倶楽部のメンバーら=10月17日、福井県敦賀市元町の大島公園

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敦賀舞台「金ケ崎の退き口」 甲冑、のろしでPR

福井新聞(2021年10月18日)

 戦国期に織田軍が朝倉・浅井軍の挟み撃ちに遭った「金ケ崎の退き口」をのろしでアピールしようと、福井県敦賀市の歴史愛好団体、若越敦賀歴史倶楽部が10月17日、敦賀市元町の大島公園で煙をたいた。

 同倶楽部は、北陸新幹線敦賀開業に向け、敦賀の歴史を観光に活用しようと、甲冑(かっちゅう)を着て観光ボランティアに取り組む団体。賛同した美浜町の若狭国吉城歴史資料館も国吉城跡で取り組んだ。

 金ケ崎の戦いで織田軍が本陣を置いたとされる妙顕寺が近くにある同公園ではまちづくり団体「角鹿会」も協力。足軽の甲冑を着た同倶楽部のメンバーら6人が集まり、発煙前に金ケ崎の戦いを再現した寸劇を披露。「ものども、天筒山の勝利を佐柿に伝えよ」の合図とともに4人が発煙筒で煙をたき、拳を突き上げた。

 のろし上げに参加した同倶楽部の男性は「多くの人が見に来てくれて良かった。新幹線開業まで、もっとたくさんPR活動をしていきたい」と意気込んでいた。

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