JA加賀と加賀市内の醤油(しょうゆ)蔵でつくる加賀醤油組合は23日、同市産コシヒカリと醤油を使ったせんべいを発売する。やわらかな食感と甘みのある揚げせんべいで、子どもから高齢者まで全世代が食べやすい地産地消の特産品として売り込む。
せんべいは醤油蔵5社の醤油をそれぞれ使った5種類を用意し、包装は九谷五彩で色分けした。北陸新幹線敦賀開業を見据えて6次産業化の土産品として観光客にアピールするほか、市民の購入も見込む。1袋378円(税込み)で、JAグリーン加賀元気村、市内のAコープ、ホテル翠湖、各醤油蔵で取り扱う。
22日には市役所で試食会が開かれた。試食した宮元陸市長は「口当たりがやわらかく、風味が広がる素晴らしいせんべいだ」と絶賛した。中村眞JA加賀組合長は「市民はもちろん、加賀温泉郷を訪れる人にも味わってほしい」と期待を込めた。