40万人目の発掘体験参加者となった家族(中央)=11月3日、福井県勝山市の長尾山総合公園

40万人目の発掘体験参加者となった家族(中央)=11月3日、福井県勝山市の長尾山総合公園

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化石発掘体験40万人達成 福井県勝山市の施設「恐竜ロマン、これからも」

福井新聞(2021年11月4日)

 福井県勝山市の長尾山総合公園にある化石発掘体験施設「どきどき恐竜発掘ランド」の体験参加者が11月3日、累計40万人に達し三重県の家族に記念品が贈られた。オープン18年目の達成に施設を運営するNPO法人は「今後も恐竜ロマンがあふれる、わくわくするような取り組みで楽しませたい」と話した。

 40万人目は初めて同ランドに訪れた三重県の家族。セレモニーで施設を運営するNPO法人「恐竜のまち勝山応援隊」の川尻理事長から年間パスポート、記念パネルなどを受け取った。

 子どもが大の恐竜ファンで、発掘体験を楽しみにしていたという。40万人目の節目となり一家の父親は「まさかと思った。宝くじがあたった感じ」と話し、家族で再び訪れたいと笑顔を見せた。

 同ランドは2004年度にオープン。恐竜化石が数多く見つかっている同市北谷町杉山にある手取層群の岩石を運び込み、発掘体験を実施している。体験参加者の累計は12年に10万人、16年に20万人、18年に30万人に達した。

 岐阜市の小学生が同ランドで14年に発掘した化石が国内初の哺乳類骨格化石と確認されるなど、貴重な資料が見つかるケースもあり、今年は既に70点ほどを県立恐竜博物館に鑑定を依頼している。

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