<香林坊の人出９割まで戻る>

　秋晴れとなった６日、新型コロナの感染が落ち着く中、石川県内の観光地は大勢の人でにぎわった。兼六園には６２３８人が訪れ、臨時休園再開後の１０月１日以降では１１月３日の６８００人に次ぐ多さとなった。ＮＴＴドコモのデータによると、金沢市香林坊の人出は感染拡大前の９割以上に戻った。

　金沢では兼六園や近江町市場、ひがし茶屋街などで県外客が観光を楽しんだ。

　しいのき緑地などで始まった「百万石まちなかめぐり　もみじ２０２１」（同実行委主催、北國新聞社後援）も大勢の家族連れが食や工芸のブースを巡った。

　３日に高速道路の休日割引が半年ぶりに再開されて初の週末となり、加賀、能登にも多くの県外ナンバーの車が見られた。七尾市ののとじま臨海公園水族館はコロナ禍前に近い１９９６人が来館し、小松市の那谷寺には昨年同期の３倍となる約３千人が参拝した。