好天に恵まれた20日、金沢市中心部は観光客らでにぎわい、NTTドコモがまとめた香林坊の午後3時時点の人出は感染拡大前より3・6%増加した。金沢駅は感染拡大前の7割強にまで戻った。
近江町市場やひがし茶屋街といった観光地ではひっきりなしに人が行き交った。夜間のライトアップが行われている兼六園には、午後9時までに1万7335人が来園し、ライトアップが始まった6日以降で最多となった。
石川県金沢駅観光情報センターによると、センターの利用者は観光支援事業「Go To トラベル」があった昨年の7割程度にとどまるものの、10月以降は週ごとに1、2割増えている。柴田直樹所長は「年末にかけ、さらに人が増えてほしい」と期待した。
JR西日本金沢支社によると、東京発金沢行きの北陸新幹線「かがやき」「はくたか」の指定席は、午前中を中心に12本が満席となった。