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輪島・虎之介3連覇 津幡で日本太鼓ジュニアコンクール県大会 シニア名人位に長谷川さん(大分)

北國新聞(2021年11月22日)

 第24回日本太鼓ジュニアコンクール石川県大会と第18回日本太鼓シニアコンクール(いずれも北國新聞社など主催)は21日、津幡町文化会館シグナスで行われた。ジュニアは輪島・和太鼓虎之介(輪島市)が3年連続12度目の最優秀賞に輝いた。同団体は来年3月に富山市で開催される全国大会に出場する。シニアでは県勢4人が特別賞を獲得した。

 ジュニアには小学1年生から高校3年生までの15団体が出場した。輪島・和太鼓虎之介の9人は「能登國切籠祭(のとのくにきりこまつり)」を曲目に、気迫あふれる掛け声と息の合ったばちさばきを披露した。

 リーダーの沖崎陽鞠(ひまり)さん(18)=輪島高3年=は「コロナ下で練習機会が少なくなったが、みんなが楽しく演奏できた。全国大会までに元気の良さや技術を向上させて日本一を目指す」と意欲を燃やした。

 原則60歳以上が対象のシニアでは、11都府県の28団体・個人が舞台に上がった。豊(とよ)の国ゆふいん源流太鼓(大分県)の長谷川義(ただし)さん(70)が大太鼓で円熟の演奏を繰り広げ、10年ぶり2度目の名人位を獲得した。内閣総理大臣賞などが贈られた。

 長谷川さんは「若い人よりも元気があるところを見せられた。今後は子どもの育成など太鼓を通して地域を活性化させていきたい」と笑顔を見せた。

 両コンクールは公益社団法人県太鼓連盟、一般財団法人県芸術文化協会などが主催し、テレビ金沢、北陸放送、エフエム石川などが後援、浅野太鼓楽器店(白山市)が協力した。ジュニアは2021ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭の一環で行われた。シニアは公益財団法人日本太鼓財団(東京)も主催した。

 ◇ジュニアコンクール県大会▽2位 和太鼓サスケ(白山)▽3位 手取亢龍若鮎組(川北)▽特別賞 九谷太鼓若獅子組(能美)朝霞太鼓(津幡)輪島高洲太鼓(輪島)鶴来高和太鼓部「鶴聲」(白山)出城虫送り太鼓保存会蛍心(白山)

 ◇シニアコンクール▽準名人 讃岐の鼓響(香川)▽3位 山内強嗣(富岳太鼓、静岡)▽特別賞 増田勝明(向島游神太鼓、東京)村田謙二(加賀の太鼓「無限」、石川)若山雷門(日本太鼓集団鼓國雷響プロジェクト、岐阜)河合光夫(越前のら打ち衆鼓友会、岐阜)久保史朗(能登雨乞い太鼓、石川)大江正明(住吉神社御神事太鼓保存会、石川)飛龍源一郎(飛龍太鼓、埼玉)中川良治(七尾豊年太鼓保存会、石川)

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