千枚漬けにするため、包丁で薄く切られた大カブ=音川加工

千枚漬けにするため、包丁で薄く切られた大カブ=音川加工

富山県 富山・八尾 特産

染み込む冬の味  婦中でカブ千枚漬け仕込み

北日本新聞(2021年11月23日)

 二十四節気の一つ「小雪(しょうせつ)」の22日、「カブの千枚漬け」の仕込み作業が、富山市婦中町外輪野の農事組合法人「音川加工」で行われた。小雪は、雪が降り始める頃のこと。従業員は包丁を手際よく動かし、冬の味覚を仕上げていった。

 千枚漬けは、地元で採れた「早生(わせ)大カブ」を手作業で厚さ2ミリに切り、一晩塩漬けにした後、代表理事の荻原とし子さん(74)が"企業秘密"と言う調味液に浸す。荻原さんは「今年はカブの生育が少し遅いが、味は期待できる」と語った。漬け込み作業は来年2月末まで続く。

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