三方五湖有料道路レインボーラインを駆け上がる参加者=10日、若狭町海山

三方五湖有料道路レインボーラインを駆け上がる参加者=10日、若狭町海山

福井県 敦賀・若狭 アウトドア・レジャー

三方五湖の湖岸力走、起伏も楽し 「レインボーマラソン」初開催

福井新聞(2022年4月12日)

 福井県美浜、若狭両町にまたがる三方五湖有料道路レインボーラインを舞台とした「若狭路レインボーマラソン」(福井新聞社後援)が4月10日、初めて開かれた。全国から343人が参加し、若狭が誇る大自然を満喫。登りの高さを合計した累積標高約900メートルのコースをものともせず、心地よい風を浴びて健脚を競っていた。

 レインボーライン山頂公園の第1駐車場に新たなレストランや売店が今春オープンしたのに合わせ三方五湖DMOが開催。北陸新幹線敦賀開業を見据え、三方五湖周辺を盛り上げようと2020年に初開催の予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年連続で中止となっていた。

 大会は一部コースを変更し、若狭町海山の料金所前を発着点に開催。初、中級者向けの虹コース(14キロ)は山頂で、上級者向けの山の神コース(22・7キロ)は山頂を越え美浜町笹田でそれぞれ折り返した。

 快晴の早朝、参加者は普段は歩行者が入れない自動車専用道路に足を踏み入れると、険しい坂を駆け上がった。山頂では約1キロに及ぶトレイルコースがあり、起伏に富んだ道に息を切らしながらも、道中で満開の桜や日本海の絶景を堪能。懸命に足を動かし、最後は満面の笑みでゴールしていた。

 同DMOの時任さんは「参加者の期待もあり、3年連続の中止は避けたかった。開催できて良かった」と笑顔。来年度以降も開催して「よりよい大会にしていきたい」と話していた。

えきねっと びゅう国内ツアー

敦賀・若狭 ニュース