氷見市田子地区特産のタケノコの出荷が10日、始まった。生産者がJA氷見市田子支所に掘りたての山の幸を運び込んだ。今年は収穫の多い「表年」に当たり、品質も上々という。初日は昨年より30キロ多い約130キロが集まった。
田子地区のタケノコは、あくが少ないのが特長。この日は田子たけのこ生産組合(村幸三組合長)の生産者約30戸のうち12戸が持ち込んだ。大きさによってLやM、Sなどに分け、丸果高岡青果市場に出荷した。
出荷は20日ごろからがピークで、5月11日まで続き、「裏年」だった昨年の5倍に当たる15トンを見込む。県内のスーパーなどに出回り、同支所の西田雅之支所長は「みずみずしくておいしい。ぜひ食卓に並べてほしい」と話していた。