金沢の発信方法を話し合う国際交流員=金沢市役所

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「外国人が見た金沢」発信 5カ国の市国際交流員奮闘 歴史、文化、生活 写真で魅力紹介

北國新聞(2022年4月14日)

 「世界に誇る文化都市・金沢」を目指し、金沢市の国際交流員5人が金沢のイメージアップに貢献しようと奮闘している。コロナ禍で海外渡航や直接の国際交流の機会が限られる中、「外国人から見た金沢」を写真に撮影し、普段の生活で感じた魅力を発信する活動を始めた。交流員の活動や市のイベントも周知し、市民に国際交流を身近に感じてもらう。

 市の国際交流員は、中国出身の田玲(でんれい)さん(29)、ベルギー出身のヴェレルン・ラーニさん(27)、韓国出身の金世英(キムセヨン)さん(28)、米国出身のリンダ・リューさん、フランス出身のマシア・ルベルさん(26)の5人。

  ●週2日、交代で

 国際交流員の活動を幅広い市民に知ってもらうとともに、金沢の歴史や文化を国内外の人に広めようと、マシアさんがインスタグラムでの情報発信を提案した。火曜と木曜の週2日、5人が交代で日々の業務や金沢の好きな場所を紹介することにした。

 初投稿した12日には、桜が満開の犀川沿いを5人で歩く様子を写真で掲載した。それぞれの国の姉妹都市の象徴と金沢市章を組み合わせた梅鉢門型のロゴマークも作った。

 マシアさんは「国際交流員としての目線で、金沢の新たな魅力を掘り起こしていきたい」と意気込み、市国際交流課の担当者は「世界に金沢の豊かな文化を発信するための一端を担ってほしい」と期待した。

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