福井県越前焼工業協同組合と踏青舎が共同開発した「めでた盃」=福井県越前町小曽原の「越前焼の館」

福井県越前焼工業協同組合と踏青舎が共同開発した「めでた盃」=福井県越前町小曽原の「越前焼の館」

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幸浮かぶ?「縁起物」越前焼ぐい飲み登場 器の底に鯛、猫、亀

福井新聞(2022年5月13日)

 福井県越前焼工業協同組合と越前焼窯元「踏青舎(とうせいしゃ)」(越前町)は、器の底に縁起物の鯛、猫、亀の置物を付けたぐい飲み「めでた盃(はい)」を共同開発した。日本酒を注ぐと、それぞれの愛らしい姿が浮かび上がり、「家族の誕生日など、おめでたい席で使ってほしい」と話している。

 鯛は「めでたい」、猫は「幸せの招き猫」、亀は「長寿」をイメージ。踏青舎の泉さんが手掛けたぐい飲みの底に、釉薬(ゆうやく)を用いて妻が作った約1センチ四方の動物の置物を接着した。

 日本酒がレンズ代わりとなって、3種類の動物が浮かび上がる仕組み。ぐい飲みは直径約7センチ、高さ約4・5センチで、全体を白く仕上げた。外側には「福」の文字を書いた。

 新型コロナウイルスの影響で会食の制限や自粛が続いているが、縁起の良い「めでた盃」で各家庭の運気を高め、福を呼び込んでほしいと企画した。1個2200円(税込み)で、越前町小曽原の越前陶芸村内にある組合直売所「越前焼の館」で販売している。

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