富山県薬用植物指導センター(上市町広野)で、シャクヤクの開花が進んでいる。16日はグループで訪れた人や写真愛好者らが色鮮やかな大輪を鑑賞したり、撮影していた。来週初めにかけて楽しめる見通し。
同センターはシャクヤクなど薬用植物の栽培普及指導や農家への種苗提供を行っており、シャクヤク園で約250品種、約3千株を植栽。薬草に親しんでもらおうと常時開放している。
16日時点でわせ品種が半分ほど開花。19日前後に見頃を迎えるという。
地元の上市町は本年度、シャクヤクの生産拡大に向けた支援制度を新設した。町の農業者の生産拡大に対するセンターからの種苗購入費などを補助しており、特産化の動きを本格化させている。