第70回庄川観光祭は4日、砺波市庄川地域中心部で始まり、極彩色に輝く大中小計13基の夜高行燈(あんどん)が町を練り歩いた。夜は大行燈をぶつけ合う「合わせ」があり、3年ぶりの祭りを盛り上げた。5日まで。
夜高行燈コンクール(北日本新聞社後援)が庄川生涯学習センター前で開かれ、宝船や竜などを飾った大行燈3基の華やかさを競った。
審査後に「合わせ」が始まり、若衆同士が高さ6メートル、横3メートル、奥行き9.2メートルの大行燈を「ヨイヤサー」の掛け声で、威勢よくぶつけ合った。通りに集まった見物客は、行燈が激しくぶつかるたび、歓声を上げた。庄川町夜高保存会の石森孝幸会長(59)は「コロナ禍で行燈作りは大変だったが、よく頑張ってくれた。3年ぶりに興奮した」と話した。5日も行燈の練り歩きと「合わせ」がある。