オタイコ・ヒルズの入り口に設置されたO・TA・I・KO響2022の大看板=6月18日、福井県丹生郡越前町下河原

オタイコ・ヒルズの入り口に設置されたO・TA・I・KO響2022の大看板=6月18日、福井県丹生郡越前町下河原

福井県 鯖江・武生・越前海岸 祭り・催し

O・TA・I・KO響の大看板登場 3年ぶり開催、熱気徐々に

福井新聞(2022年6月20日)

 8月に福井県丹生郡越前町で開かれる和太鼓の祭典「O・TA・I・KO響(ひびけ)2022」(福井新聞社共催)の実行委員会は6月18日、会場となる同町下河原のオタイコ・ヒルズ入り口の両側に「太鼓のまち」をアピールする大看板を設置した。3年ぶりの開催にメンバーは気合十分。「パフォーマンスをする人も、演奏を聴きに来る人も大いに盛り上がってほしい」と、本番に向けて祭典の機運を高めていく。

 大看板は屋根の付いたやぐら型で、高さ4メートル、幅1・5メートル、奥行き0・9メートル。昨年、実行委の有志で骨組みを作り、ベニヤ板を張り、塗装するなど3カ月かけて手作りした。しかし、昨年の祭典は新型コロナウイルスの影響で2年連続中止となり、この日、日の目を見た。

 2基の大看板は、それぞれシンボルの大太鼓「明神」の絵を背景に、「太鼓のまち おた」「O・TA・I・KO響」と記した。実行委メンバー約20人が額に汗を浮かべながら倉庫から出し、トラックで運び、クレーンでつり上げて備え付けた。

 併せて交通量の多い同町織田の国道417号沿いにも例年より1カ月早く縦1・8メートル、横7・2メートルの横看板を設置した。実行委員長は本番に向け「中止になった2年間ため込んできたエネルギーを放出したい」と話した。

 O・TA・I・KO響2022は、8月20日に来場者を2千人に限定して開催。新型コロナ対策協力金として500円の入場料を設けた。チケット予約は今月1日から受け付けており、既に1千人以上が申し込んでいる。

えきねっと びゅう国内ツアー

鯖江・武生・越前海岸 ニュース