来年3月の公演に向け意気込む児童ら=6月18日、福井県坂井市の一筆啓上日本一短い手紙の館

来年3月の公演に向け意気込む児童ら=6月18日、福井県坂井市の一筆啓上日本一短い手紙の館

福井県 あわら・坂井 祭り・催し

まるおか子供歌舞伎、3年ぶり公演へ始動 坂井市で開講式、初挑戦の7人「楽しみ」

福井新聞(2022年6月20日)

 来年3月に第18回公演を行う予定の「まるおか子供歌舞伎」の開講式が6月18日、福井県坂井市の一筆啓上日本一短い手紙の館で開かれた。新型コロナの影響で3年ぶりの公演となり、出演に手を上げた子ども7人は全員未経験者。新たな出発に、メンバーは「みんなで楽しく演技をしたい」と意気込みを見せた。

 18期生は坂井、あわら両市、滋賀県から応募があり、4歳~小学6年生の男女で構成する。

 開講式では、主催する丸岡文化財団の理事長があいさつし、この日出席した5人が紹介された。

 片岡愛之助さんらプロの役者に歌舞伎の振り付けや演出をする松竹顧問の水口さんの指導のもと、毎月1回土日に練習を重ね、3月25日の本番を迎える。水口さんは「初めての子ばかりで大変かもしれない。でも楽しく、明るく稽古しましょう」と激励した。

 3人きょうだいで参加する東十郷小4年の児童は「みんなで一緒に劇の練習ができる。本番では扇子を上手に使い、スムーズな演技ができるよう頑張りたい」と晴れ舞台に目を輝かせていた。

 子供歌舞伎は大阪・道頓堀にあった劇場「中座」から破風と緞帳を譲り受けたのを機に2001年に旗揚げした。今回は新型コロナ対策として会場をハートピア春江大ホールに移して披露する。

えきねっと びゅう国内ツアー

あわら・坂井 ニュース