7月23日に穴水町で行われる第60回長谷部まつり(北國新聞社後援)の実行委員会は21日、呼び物である武者行列の配役を発表した。コロナ禍で3年ぶりの開催となる今回は、武者行列が午後5時に長谷部神社を出発し、あすなろ広場まで歩く。同8時から穴水港で北國花火穴水大会(本社主催)が開催される。
長谷部まつりは穴水に拠点を置いた鎌倉期の武将長谷部信連(のぶつら)をしのぶ。行列の主役である信連役は会社社長の西川正美さん(60)=埼玉県在住=、奥方役は町の外国語指導助手(ALT)ガブリエル・ティンさん(27)=川島=が務める。
若君役は穴水小3年の井上心道(しどう)君(8)=川島=、姫君役は同小1年の地下咲來(さくら)さん(7)=平野=が演じる。
高校卒業まで穴水で過ごした西川さんは「還暦を迎えた私と一緒に年を重ねたまつりを盛り上げたい」とコメントを寄せた。ALTの契約を終えて7月31日に母国オーストラリアに帰国するティンさんは「たくさん楽しんで思い出を作りたい」と語った。井上君は「頑張って元気に歩きたい」、地下さんは「お姫様になれるのがうれしい」と話した。