福井県鯖江市のチョークアーティスト吉崎幸子さんによる「わんにゃんうちの子ペットアート展」(福井新聞社後援)が6月22日、同市まなべの館で始まった。全国から募集したペット写真を基に、犬や猫を表情豊かに描いた72点が並べられている。26日まで。
吉崎さんは動物を通じ、多くの人に芸術に触れてもらおうと定期的に個展を開催。ペットロスに苦しむ人たちに笑顔になってもらう活動にも取り組んでいる。
写真は「うちの子が一番」をテーマに、交流サイト(SNS)で募った。元気な今の姿だけでなく、天国に旅立ったペットの生前の姿を寄せる人も多かった。
吉崎さんは、これらの写真の中の犬や猫の表情を、オイルパステルを用いて柔らかく表現。羊毛で立体的に仕上げたフェルトアートの作品もある。また、電熱ペンを使い、木を焦がして描いたウッドバーニング作品を今回、初めて展示した。
会場には、難病の筋ジストロフィーと闘いながら独自の「棒人間アート」に取り組んでいる坂井市のKAITOさんの作品も展示されている。