オリジナルの木札を作る早川さん

オリジナルの木札を作る早川さん

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富山城の木札 どうぞ 城好きの早川さん手作り 「来訪者の思い出に」提供

北日本新聞(2022年6月25日)

 富山市久方町の早川宣義さん(80)は、富山城をモチーフにしたオリジナルの木札を手作りしている。城好きが高じて作り始め、富山市観光協会に提供したり、興味のある人に配ったりしている。早川さんは「富山城を訪れた人の思い出に残ったらうれしい」と話した。

 早川さんは、城が好きで10年ほど前までは全国の城を巡っていた。新潟県の鮫ケ尾城を訪れた際、手作りの木札が置いてあるのを見つけ、物珍しさから趣味として自身でも作るようになった。

 オリジナルの木札は縦9センチ、横2・5センチの長方形。表面に「富山城」の文字とはんこ、裏には前田家を示す「前田」のはんこを押し、ひもを付けた。縦45センチ、横20センチの木の板を用いて、ボールペンで文字を入れたり、のこぎりで切ってやすりで研いだりするなど手作業で仕上げている。

 4年ほど前から、富山市観光協会に提供している。同協会は富山城址公園内のまちなか観光案内所で、富山城を訪れた証し「御城印(ごじょういん)」の限定版を購入した人に、サービスで渡している。受け取った人には好評で、城と一緒に写真に撮りSNSに投稿している人もいるという。

 早川さんは「作るのは結構大変だけど、これからも趣味の時間に楽しみながら続けていきたい」と笑顔を見せた。

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