越前焼の多彩な明かり取りや、七夕飾りが楽しめる陶灯展=6月30日、福井県丹生郡越前町の越前陶芸村文化交流会館

越前焼の多彩な明かり取りや、七夕飾りが楽しめる陶灯展=6月30日、福井県丹生郡越前町の越前陶芸村文化交流会館

福井県 鯖江・武生・越前海岸 祭り・催し

越前焼明かり取り幻想的 越前町・陶芸村で1日から

福井新聞(2022年7月1日)

 越前焼の明かり取りを並べた「陶灯展-TOUBI-」(福井新聞社後援)が7月1日から、福井県丹生郡越前町小曽原の越前陶芸村文化交流会館で始まる。照明が落とされたホールで、県内の窯元が開く陶芸教室の生徒らが手掛けた20点が、七夕飾りを幻想的に照らしている。

 開幕を前に30日、報道関係者に公開された。作品には明かりを通す細かい穴が開けられ、漏れ出す光がトンボやクローバーなどを浮かび上がらせる。穴に色ガラスがはめこまれ、赤や緑など多彩な色の明かりを楽しめる作品もある。

 七夕飾りは、33本の竹に町内の園児と1、2年生児童が願い事をつづった短冊がつるされている。この日は小曽原保育所と西徳寺保育園の園児計21人が訪れ、「かぞくみんながしあわせになれますように」などと書いた短冊を結びつけた。

 昨年まではプロの窯元の作品を展示していたが、来年から作品を全国公募し、審査を通ったものを展示する計画。今年はそのプレイベントとして企画した。

 同会館ロビーでは31日まで、窯元の明かり取り作品を展示販売する。

えきねっと びゅう国内ツアー

鯖江・武生・越前海岸 ニュース