例年8月上旬に富山市中心部で行われる「富山まつり」が時期を9月下旬に変更し、3年ぶりに開く方針で検討されていることが30日、分かった。市によると、熱中症対策が主な理由という。
祭りは富山城址公園や城址大通りを舞台に、よさこいパレードや越中おわら踊りの街流しなどを繰り広げる。2日間の日程で、例年約20万人が訪れる。
市によると、今年は9月24、25日の開催に向け調整が進んでいる。新型コロナウイルス対策をした上で、出演者や観客の熱中症を防ぐことが狙い。7月下旬ごろに運営委員会の会合を開き、正式決定する。
富山まつりは市、市観光協会、北日本新聞社などでつくる運営委が主催。1961年に始まり、新型コロナの影響で2020年から2年連続中止になった。