白山市と翠星高の地産地消連携事業の商品完成試食会は5日、同市のイオンモール白山で開かれ、同校生徒が市内の食材を活用して開発したクレープを紹介した。日本酒の製造時に大量に出る酒米の削り粉とイチゴの規格外品を使っており、地元の農産物をPRする。16日から同モールの店舗「ニジイロファクトリー」で販売する。
同校食品科学研究会の13人が4月に検討を始めた。生地は酒米の削り粉を50%配合してもっちり感を出した。イチゴエッセンスを加えた赤色と抹茶パウダー入りの緑色の部分を組み合わせ、見た目でもイチゴを表現した。イチゴはジャムに加工して爽やかな甘さを加えた。1個400円。
佐藤楓部長(3年)と平田歩美さん(2年)、上谷菊環さん(1年)が調理を実演し、「SDGs(持続可能な開発目標)の啓発や地産地消に貢献できればうれしい」と話した。
井田正一副市長や小寺和也同モールゼネラルマネジャーらが試食し、「おいしかった。アイデアも素晴らしい」と太鼓判を押した。