「八尾ブレンド」をPRする福島社長(左)と玉生社長=福鶴酒造

「八尾ブレンド」をPRする福島社長(左)と玉生社長=福鶴酒造

富山県 富山・八尾

八尾の2酒造コラボ酒、20日から販売 ラベルにおわらの踊り手

北日本新聞(2022年8月11日)

 9月1~3日に富山市八尾町中心部で3年ぶりに開かれる「おわら風の盆」を前に、地元の福鶴酒造(西町、福島淳社長)と玉旭酒造(東町、玉生(たもう)貴嗣社長)は互いの日本酒をブレンドした商品を作った。昨夏から3度目のコラボで、今回は風の盆が中止となった過去2年間に熟成させた酒を混ぜた。おわらの踊り手の写真をプリントしたラベルが目印で、今月20日から販売を始める。

 福鶴酒造と玉旭酒造はともに江戸時代後期の創業で、約100メートルの距離にある。新型コロナウイルス禍での八尾の活性化などを目指し、昨年8月からコラボ商品「八尾ブレンド」を売り出してきた。

 今回は新型コロナ流行以降に両酒造で熟成した秘蔵酒を半分ずつブレンド。こくの深い福鶴、淡麗な玉旭という互いの酒の個性を生かした味わいに仕上がった。酒類卸の北陸酒販(富山市下赤江町)が仲介した。

 ラベルにはそれぞれが蔵を構える西町と東町のおわらの踊り手の写真をデザインした。福島社長(54)と玉生社長(47)は「苦しい時期を乗り越えた八尾の思いが詰まっている。多くの人に楽しんでほしい」とアピールする。

 720ミリリットル1600円、1・8リットル3300円。両酒造や県内の酒販店と土産店、都内のアンテナショップで取り扱う。問い合わせは両酒造か北陸酒販まで。

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