自家焙煎(ばいせん)コーヒー店「おかえり珈琲」が、砺波市の道の駅庄川でオープンした。小矢部市の喫茶店「roji」の店主、福塚敦さん(37)が運営。念願の焙煎機で深入りした豆やコーヒーを販売し、庄川のにぎわいにつなげる。
福塚さんは焙煎機を持つことが夢だったが、新型コロナウイルスとロシアのウクライナ侵攻のため納期が見通せなかった。諦めかけていたとき、焙煎室を持つ道の駅から声がかかり、入居することになった。
ブレンドコーヒーは程よい苦みとすっきりした後味が特徴。他にブラジルやグアテマラなどの豆や水出しコーヒーを販売する。テイクアウトもできる。
「roji」はしばらく休み、道の駅の営業に専念する。福塚さんは「庄川の景色を眺めながら、気軽にコーヒーを楽しんでほしい」と話した。