富山市中央通りの美術館「ギャルリ・ミレー」は１日、開館１０周年を迎え、記念セレモニーが行われた。

　同館は、中心市街地のにぎわい創出と芸術文化の振興を目的に、２０１２年９月１日に開館。１９世紀のフランスで活躍したミレーらバルビゾン派や、写実主義の先駆者クールベの名画を中心に紹介している。北陸銀行が作品と展示スペースを提供し、県や富山市、富山大、中央通商店街振興組合などでつくる運営委員会が運営を担う。８月２８日に開館以来の来館者が１０万人を達成した。

　セレモニーには運営委のメンバーらが出席。北銀の中澤宏頭取が「地域社会への貢献のため、この美術館をしっかり運営したい」とあいさつした。

　１０周年を記念し、３日まで観覧料を無料とし、来館者に図録を贈る。