南砺市利賀地域で過疎化や地方創生を研究している慶応大の学生が、利賀の魅力を紹介するポスターを作った。四季の伝統行事や風景を一枚に収め、地域のPRに役立てる。
ポスターはB1判。春は獅子舞、夏はイワナ、秋は植物のサルナシ、冬は雪景色を取り上げた。150部用意し、利賀地域内の事業所や県内の駅、利賀と交流の深い東京・武蔵野市の公共施設で掲示する。
慶応大商学部の牛島利明教授(産業史)のゼミ学生が制作した。同ゼミは2012年に団体「利賀プロジェクト」を立ち上げて以来、利賀地域を定期的に訪れて研究している。市商工会と市観光協会の利賀村支部が協力した。
利賀プロジェクトの西森菖(あやめ)さん(4年)と川口駿さん(同)は「利賀ならではの春夏秋冬や人の温かさを伝えたい」と話す。