福光美術館で始まった棟方志功の未発表資料や作品などの展示

福光美術館で始まった棟方志功の未発表資料や作品などの展示

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棟方の書簡やメモ、未発表資料を展示 福光美術館

北日本新聞(2022年9月8日)

 南砺市ゆかりの板画家、棟方志功の未発表資料などを公開した展示が7日、同市法林寺の福光美術館で始まった。棟方と親交のあった俳人や歌人との交流を示す書簡のほか、詩集の装丁について色や印刷方法を細やかに指定するメモ書きなど棟方の仕事ぶりが分かる展示になっている。11月3日まで。

 同市に移住した棟方の孫で棟方志功研究家の石井頼子さんが、棟方関連資料のアーカイブ化を進めている。一連の作業で整理された未発表資料と関連する作品約60点を展示した。

 八尾町に疎開していた詩人、吉井勇の歌集「流離抄(りゅうりしょう)」をもとに棟方が手がけた「流離抄板画柵」の制作過程が分かる原稿資料を紹介。中野繁雄の詩集「象形文字」の表装をデザインした棟方が色などについて細かく指定したメモ書きも並べた。

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