黒部の美しい景色を捉えた写真が並ぶ会場

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黒部の宝を写真で伝える アマカメラマン5人がグループ展

北日本新聞(2022年9月11日)

 黒部市のアマチュアカメラマンによるグループ展「おらがふるさと写真展」が9日、同市宇奈月温泉の市芸術創造センター「セレネ」で始まった。年1回開催し、今回が節目の10回目。「黒部が好き」という思いの詰まった力作が並ぶ。22日まで。

 出品したのはNPO法人黒部まちづくり協議会おらがふるさと写真展ワークショップ(中平一郎代表)のメンバー5人。里山の水田に映る流れ星や、幻想的なホタルの光跡、風に揺れる黄金色の麦畑など、日常の中にある絵になる風景を切り取った42点を展示した。

 街中のにぎわい創出イベントの様子を捉えた1枚など、市民がコロナ禍でも元気に活動している様子がうかがえるような意欲作もそろう。恒例となっている段ボール製の額縁が、温かみのある作品と調和している。

 グループ展は、県外から訪れる観光客に、黒部の多彩な見どころを紹介しようと10年前にスタートした。作品としての質を求めるよりも、「古里のお宝のような景色を伝えたい」という気持ちを重視しているのが特徴で、1点1点に添えた解説文に撮影者の思いがこもっている。

 会場には過去のグループ展の出品作もファイルにまとめて公開している。

 中平代表は「10年で400枚ほどたまった。来年の宇奈月温泉開湯100周年に合わせ、どんな展覧会にしたらいいか、みんなで話し合いたい」と語った。入場無料。北日本新聞社後援。

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